住まない実家は相続してはいけないの?誰も継がない家の活用ポイント!
2023.08.22
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相続
空き家
実家を相続した際に一番大事なことは、管理責任が問われるということです。
加えて実際に住んでいなくても相続税や固定資産税の負担が発生します。
「住まない実家は相続しない方がよいのか?」
「実家が空き家の状態のまま放置していても大丈夫?」
「実家が遠いので管理が負担になっている」
このようにストレスに感じていないでしょうか?
住まない実家をどのように活用すればよいのかわからないという方に向けて、下記にポイントをまとめていますのでご参考にしてみてください。
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住まない家を相続してはいけないといわれる理由
住まない実家を相続すると、空き家リスクが生じてしまい後悔することがあります。たとえばこのような事例があります。
実家を相続したが誰も住んでいないので、ごみの不法投棄が増え、ボヤ騒ぎがあったと知らされた。時間を作ってなんとか管理をしていたのに、近隣からも苦情がくるようになってしまった。
老朽化した実家は建て替えができない「再建築不可物件」だということがわかった。不動産会社に相談し売却することになったが、売却にかかった費用が売却価格よりも高かったためマイナスとなってしまった。
アパートを相続したが、空室が多く建築費のローンが残っていたため、ローンの支払いができなくなってしまった。売却をすることになったが結果的にローンの支払いだけが残ってしまった。賃貸需要があるエリアでやり方次第では収支改善できることを後から知った。
相続した実家の維持管理や売却で失敗してしまうと、相続税や固定資産税が跳ね上がってしまったり、売却してもマイナスになることがあります。
空き家を相続する前に、リスクについての備えや対策をされていますか?
考えられるリスクについてみておきましょう。
- 相続税がかかる
- 固定資産税がかかる
- 維持管理費がかかる
相続税がかかる
空き家を相続するリスクはいくつかありますが、
最大のリスクが相続税の納税という点でしょう。
相続税の評価額と実勢価格価格(実際に売れる価格)との違いを知らないと、後悔するかもしれません。
というのも評価額より実際に売れる価格が低い場合、相続前に売却しておいた方が節税になるからです。
ただ、さまざまな規定があり、地積規模の大きな宅地に該当すれば相続税が大きく減税される可能性も高くなります。
それぞれの不動産によって相続税のリスクは異なるといえるでしょう。実勢価格を計算するには不動産会社に査定をしてもらう必要があります。
固定資産税がかかる
固定資産税は地方税で、毎年、1月1日時点で不動産を所有している方に発生する税金です。
実際にその家に住んでいなくても固定資産税を納税しなければならず、さらに「特定空き家」に指定されてしまうと固定資産税の税率が5倍〜6倍に跳ね上がります。
固定資産税を負担していても売却時に利益がでるのならば問題はありませんが、マイナスになるようであれば早めに手放した方がよいかもしれません。
維持管理費がかかる
不動産の所有者には、必要な維持管理をしなければいけない管理責任が定められており、管理が行き届いていない場合に責任を問われることがあります。
「建築基準法」「民法」「空き家等対策の推進に関する特別措置法」などに規定されている事項です。
空き家を所有するには固定資産税、維持管理費、第三者に損害を与えた場合の費用の負担を考えておかなければいけません。
また空き家の状態でも火災保険に加入する必要がありますが、契約条件は厳しいものになっています。
相続後の活用方法は?
空き家を相続した際のリスクについて説明してきましたが、
ここからは実際の相続後の不動産の活用方法について紹介していきます。
- 空き家を賃貸に出す
- 空き家を売却する
- 空き家バンクを活用する
詳しく見ていきましょう。
空き家を賃貸に出す
空き家の活用方法の1つに実家を賃貸に出すという方法があります。
賃借人を募集する際や将来的にどのような修繕が必要になってくるのかなど、確認しておくことも必要です。
人が住むことによって管理状態を保つことができ、家賃収入が入るのがメリットです。
リフォーム費用や退去時の原状回復費用、空室リスクなども計算し、賃貸需要や収支に着目することがポイントとなります。
空き家を売却する
実家を売却する際に、物件によっては売却に時間がかかってしまうも場合もあります。なかなか買い手がつかないケースもあるでしょう。
その場合には不動産業者に買い取ってもらうという方法もあります。
一般的な売却方法と異なりますが、売買が成立する可能性は高くなります。
最近では1円物件や、0円で無償譲渡など、現金化しずらい不動産を対象にしたサービスも増えています。
良い条件で空き家を売却するためには、売却しやすいタイミングなども確認しておきましょう。
空き家バンクを活用する
売却が難しい場合には、「空き家バンク」を活用するという選択肢もあります。
空き家バンクは空き家解消のために全国の各自治体が運営しているマッチングサービスです。
基本的には購入予定者と直接やりとりや売買条件の交渉をしなければならず、トラブルになってしまうことも考えられます。
契約内容や売却後のリスクなども踏まえて利用してみてください。
住まない実家の活用方法まとめ
実家の相続後に空き家をどのように活用していくのかを計画するには、
あらかじめその不動産の査定金額を確認しておくことも重要です。
プロの目線で不動産の状態や問題点を指摘してもらい、しっかりと把握しておく必要もあります。
売却するタイミングによっては、売却価格よりも売却にかかる費用の方が高くなる場合もありますし、売却するための手続きなどで労力や手間がかかってしまう事例もあります。
そうはいっても、どうやって不動産の状態から売却タイミングなどを見極めるのかわからないという方もいるでしょう。
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空き家を売却する際に、非課税にできる制度があります。「空き家特例」の制度は延長されることになりましたが、変更点もあります。
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